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118 カッティングプロッターと3Dプリンタのコラボ
カッティングプロッターと3Dプリンタのコラボ
前回の
カッティングプロッターを試してみた2
で紹介したシルエットカメオと
我が家の3Dプリンターとのコラボ作成を試してみました。
立体形状も難なく造形する3Dプリンターと
精度の高いエッジをきれいにカットするプロッターで
どの位のものが作れるでしょうか
- 2016/10/30:公開 -
作成物
作成するのはマルタ島のランドマーク「カーマライト教会」です。
美しいクーポラと壁面のディテールが象徴的な
模型泣かせの形状です♪
データ作成
まずはデータ作成です。
いずれ3Dプリント用のSTLと
カット用のDXFに分割しますが、
とりあえずはCADでサクサクモデリングします。
なるべく写真を正確に縮図するのがコツです。
データ分割
CADデータが出来たら
立体造形部分と、カット部分に分けます。
立体はなるべく曲面に限定し
高精度のパーツはカットに回すようにします。
また、この時造形後のやすり掛けがし易いように
立体部分のデータも分割しておきます。
立体部分出力
まずは時間のかかる3Dプリンタを出力します。
今回は積層0.3㎜で造形。
表面は荒くなりますが、
紙を貼付するので多少荒くても大丈夫
表面処理
この位の粗さになると
アセトンで溶解研磨すると
まるで寸法精度を保てないので
ポリパテで埋めて処理します。
ディテールパーツカット
建物の表面部分にあたるパーツです。
ケント紙で作成しました。
ケント紙なら1㎜位までは
失敗なくカットできるようになりました。
頑張れば0.5㎜位まで正確にカットできます。
貼付
3Dプリントしたパーツに カットしたパーツを貼付していきます。
1枚1枚丁寧にピンセットの作業~
ココからはいつもの模型作業です。
完成
球面部分のディテールは
マスキングテープで追加しました。
(家庭用)3Dプリンタだけでは
ここまでのディテールは出せませんねぇ~
サフ
実際のディテールはどの程度出ているのか
とりあえずサフ吹きしてみました。
塗装してみないとはっきりとは言えませんが
中々いい感じの出来だと思います。
スクラッチ模型の幅が広がりそうです♪
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