ジオラマの作り方 超入門♪


このサイトを見てくださってる方には

何を今更と言われてしまうかもしれませんが、

改めてジオラマの作り方をまとめてみました♪
(※ただし1/160~1/220が前提…マニアックですみません。)

ホームセンターや町のプラモ屋さんで
入手できる素材を中心に紹介いたします♪

- 2014/05/24:公開 -



ベースの作り方


ジオラマにとってベースは意外と重要です♪

作りたいジオラマのサイズにちょうどいい大きさで作らないと

デッドスペースができてチープな作品になってしまうので

サイズは構成を考えて作りましょう~

面取りには電動トリマーという工具を使っています。


具体的な作り方は こちら にまとめてありますので

よかったら見てみて下さい。



地面の作り方


地面によっていろいろな方法があるのですが、

私の定番はスタイロフォーム石膏の組み合わせです。


大雑把な凹凸はスタイロフォームでカットして、

石膏で上からコーティングします。


※石膏には木工用ボンドを混ぜるとフォームへの食いつきがよくなります。

※また、カリウムを少量混ぜると硬化速度が増します。

美術用によく使用される焼石膏(CaSO4 1/2H2O)というのもありますが、

地面用には石膏(CaSO4 2H2O)の方が扱いやすいです。

逆に 砕いたガレキを作る場合などは焼石膏の方がエッジが立ったブツができます。



石の質感

土の質感

砂の質感
地面の質感の表現


地面のベースを石膏で創るので岩や石の質感だったら

そのまま水彩絵の具でそれっぽい感じにできます。



石膏の塗装はラッカー塗料やアクリル絵の具で

べた塗りするのはやめた方が良いです。

折角の質感が台無しになりますので…



土の場合は モーリン社リアルサンドかパウダーを塗布して

上からハンドピースで塗装するとそれなりの質感が出せます。


写真の場合は乾いた石膏の上に、

茶こしでさらに石膏粉をまいて表現しています。



砂の表現は結構難しいのですが、

これもモーリン社リアルサンドを使用して

ドライブラシをかけて表現しています。

※リアルサンドは粒のサイズがいくつかあるのですが

写真は0.3mmのヤツです。


砂は湿気と乾き具合でかなり色が変わってきますので

表現したいシーンに合わせた色を選ぶ事が大事です♪



芝の質感


緑の表現はターフをよく使います。

コントラストをつけるためにコースターフ

細かくちぎったフォーリッジクラスタを適度に配置します。

軽くツタを表現する時はフォーリッジも使います。


広い面を製作する際は、エナメルで墨イレしたり

黄色い塗料でドライブラシをかけます。



大き目のスケールの際はスタティックグラス

自作グラスマスターで立たせて草っぱらを表現する時もあります。

これはお手軽&安価にできる割に

効果大で芝作成にはおすすめです♪



高透明度の水面

低透明度の水面


透明度が高いきれいな水面は

ウルトラマリンブルーに透明シリコンでつくります。

写真の作例は更に波表現として

ジェルメディウムを追加してます。



透明度が低い川などは

暗緑色にグロスポリマーメディウムで表現します。



この辺の表現は超絶技巧のサイトが沢山あるので

私の稚拙な作例はあくまで参考ということで…



広葉樹

ココヤシ


樹木の作り方は

ヘボな私の永遠のテーマでして

いつも暗中模索しております…



多いのはオランダドライフラワーをベースに

ミニネイチャーで葉っぱを付けるパターンです。

努力の記録は下記ページをご覧下さい…

樹木の作成例

尿素結晶の樹木

ヤシの木の作り方研究



基本はオランダドライフラワーをベースに

何を葉っぱとして載せるかという考証になります♪

ミニスケールの樹木って素材探しが大変なんですよ~

ちなみに1/35位の樹木の場合は真鍮線や針金で幹を作成します。



植物補足♪


ちなみに1/35スケールだと

「紙創り」という素晴らしいキットが出ています。

発売当初は見つける度に買いあさりました。

1/220スケールも発売してほしいものです…



写真は5年前に「紙創り」と出会った衝撃で

お店にあった商品を全種類買って

家内に怒られた思い出です。



ジオラマキット


という訳で、

こんなジオラマの初歩を学べるキットとしてリリースしたのが

「ジオラマ作成キット イースター島のモアイ像」です。

面取り加工・塗装済みベースの木材と

地面・芝・水面表現の材料と説明書、

さらに塗装済みのモアイ像ガレージキットが9個入った贅沢キットです♪



子供向け

モアイは本格!

子供でも簡単に作れる様、説明書を何度も書き直し、

当時5歳のうちの娘が作れるまでやり直しました。

また有機溶剤を一切使用しないで製作できます。



子供向けと言いつつも

モアイ像の造形は現地取材を元に

本物そっくりに製造しています。

ビューポイントとして有名なラノララク山のモアイ像と

アナケナ海岸のモアイ像です。



最後はちょっと宣伝になってしまいましたが

最近子供のプラモ離れがさみしいので

小学校の授業で「世界遺産のジオラマを作る」

ってのが採用されるのが夢です。個人的に…


関連ページ


 ・【ジオラマベースの作り方】 ~ ぎんなん型トリマーで面取りするベースの作成方法です。

 ・【ネームプレートの作り方】 ~ ジオラマ用ネームプレートの作り方です。

 ・【ネームプレート取付】 ~ ネームプレートをベースに取り付ける方法の紹介です。

 ・【尿素で樹木を造る】 ~ 尿素の結晶を利用した針葉樹の作成方法です。

 ・【ヤシの葉の作り方いろいろ】 ~ ヤシの葉の表現方法をいろいろ検証しました。

 ・【樹木の作成例 】 ~ 様々な素材で樹木の出来を比較してみました。

 ・【錆の表現方法】 ~ 錆の表現方法のご紹介です。

 ・【グラスマスター(芝作成機)を自作してみた】 ~ リアルな芝を製作するグラスマスターというツールを自作してみました。



「74 ジオラマの作り方 超入門♪」は以上です。

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