64 真空脱法機の自作


ガレージキット用に加圧脱法機を作ってみたのですが、

  毎回シュポシュポやるのがしんどいので

  何とか真空脱法機を自作出来ないか

  ネットで情報を調べました。

真空脱法機を自作してみた記録です

- 2013/12/21:公開 -




通常圧力時


2液混合時の状態は

  作業時に混入した空気と

溶剤に溶けているガスが混ざった状態です。


これにヘンリーの法則とボイルの法則による影響を与えます。

【ヘンリーの法則】
液体に溶ける気体量は圧力に比例する。

【ボイルの法則】
気体の体積は圧力に反比例する。




真空時


デシゲータ内を減圧すると


  ヘンリーの法則により、

溶剤に溶けていられなくなったガスが発生し

  浮かび上がってきます。


  またボイルの法則により

混入していた空気の体積が膨張し

  こちらも浮かび上がってきます。




バルブ解放時


再びデシゲータ内が常圧に加圧されると


  ヘンリーの法則により、

浮かび切らなかったガスが

  再び溶剤に溶けます。


  またボイルの法則により

浮かび切らなかった空気の体積が圧縮され

  極小の気泡となります。


という訳で、真空脱法時は下記の点が大切だと
  勝手に解釈しました。

  ・作業時に空気を混入させない事(当たり前ですが…)

  ・混入した空気が抜けやすい型にする事(これも当たり前ですね)

  ・真空時に溶剤がこぼれない様に型を工夫する事

  ・レジン硬化までに真空→加圧まで完了できる吸引力がある事




真空ポンプ


以上を踏まえて、購入した真空ポンプがこちら

ヤフオクで17640円ナリ~

・逆止弁付(電磁弁)
・ローター:ツーステージ式
・ドライブ方式:ダイレクト式
・本体サイズ:315×250×125
・本体重量:約9kg
・モーター出力:0.25kw
・モーター回転数:1440rpm
・排気速度:68/min
・到達真空度:15x10-3 Torr

良いのかどうだかわかりませんが
とりあえず頑張ってみます♪
(続く)  



その他購入品


その他こんなものたちを購入しました。 ・真空ホース(約3000円)
・ボールバルブ(約500円)
・真空計(約1000円)
・ロックナット(約100円)
・シールテープ(約100円)
・耐圧ホース※ミスト用(約200円)
・ホースニップル(約400円)
なんだかんだで25000円位かかってますねぇ



穴あけ


まずは圧力なべに穴を開けます。

  空気吸引用と真空系設置用に2か所開けます。

  これが一番時間がかかりまして、

  エンドミル1本お釈迦にして1時間くらいかかりました。ふぅ。

  圧力なべは、流石に硬い…




ホースニップル設置


蓋の穴にホースニップルをロックナットで留めて

  シリコンシーラントで隙間を埋めます。

  細かい隙間からでも空気は漏れるので

  多めに塗布します。




ホース設置


蓋に設置したニップルとポンプを

  真空ホースで繋ぎます。

  ここもシリコンシーランとでがっちり止めます。

  ※なかなか一発で漏れない様にはできないので

  後々シリコンを追加しました。




真空計用穴あけ


もう一か所、真空計用に穴を開けます

  ※チーズを使って1か所にすれば良かったかも…

  ここもシリコンシーランとでがっちり止めます。




真空計設置


同じく真空計を鍋の見やすい所に設置します。

  こちらもシリコンシーラントで

  がっちりと気密します。




オイルミスト対策


オイルの噴出口に耐圧ホースをつないで

  キッチンペーパー入りのペットボトルに繋ぎます。

  これでオイルミスト対策は万全!になるかなぁ




完成~♪


とりあえず完成♪

穴あけとシリコンの硬化待ちで

  意外と時間がかかりますが、

  作業自体は簡単なものです♪


  使ってみてのレビューはまた次回~


関連ページ


 ・【透明レジンいろいろ】 ~ 透明レジンの比較レビューです。

 ・【ガレージキット用 加圧脱法機の自作】 ~ 総コスト3000円程度の加圧脱法機を自作してみました。

 ・【真空脱法機を自作してみた】 ~ 真空脱法機を自作してみました。



「64 真空脱法機の自作」はまだ続きます。

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