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025 3Dプリントのアセトン処理
FDM(熱溶解積層法)
の造形は積層の処理が必要ですが
綺麗に処理するのは結構大変です。
表面ををつるつるに出来る
自作ABS樹脂用アセトン装置(?)のご紹介です。
- 2013/01/28:公開 -
積層ピッチの比較(左が0.3㎜右が0.1㎜)
Skeinforge
や
Slic3r
のデフォルト値である
積層0.3とG-CODEを
チューニングした0.1の比較です。
ぱっと見でも明らかに差があるのが分かります。
パラメータ処理に苦労しても
積層は0.1で出力した方が
後処理は遥かに楽になります。
積層0.3㎜
積層段差が大きいだけでなく
気温によっては
レイヤー間に隙間が
出来る場合があります。
※参考→
失敗例「割れ目」
積層0.1㎜
積層0.1での造形は
時間は0.3の3倍かかりますが
後の処理を考えて
通常は0.1で出力するようにしています。
※写真上部のぽっちは
造形後のホットエンドの熱で
焦げてしまった跡です。
自作 アセトン装置(!?)
表面処理の準備です。
プラ製紙コップに
アセトン
を入れます。
エアブラシ用コンプレッサーの
ホースを入れて完成です。
とても簡単です♪
アセトン♪
アセトンに造形物を入れて
コンプレッサーをONにします。
造形物がアセトンの中で
「うがい」されます。
アセトンが飛び散るので
蓋をした方が良いです。
0.3アセトン後
積層0.3の造形物を
装置に90秒程度かけた後です。
アセトン後もわずかに段差が見えます。
0.1アセトン後
積層0.1の造形物を
装置に90秒程度かけた後です。
ほとんど段差は消えています。
乾く前に触ってしまうと
表面が溶けて
変形してしまう事があるので注意です。
処理後の注意
アセトン後の造形物を急いで乾かす為に
食器乾燥機にかけた所
中の空気が膨張して
写真のようにおもちが
膨らむようになってしまいました。
アセトン処理後は自然乾燥させましょう。
写真は0.1アセトン後にサフをかけたものです
もう少しアセトン処理した用がよさそうですね
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