016 3Dプリンタで作ってみた



無事3Dプリンターが動き出しました。

初めての造形の記録です。



正直、こんなに簡単にいくとは想像してませんでした。

あまり嬉しくて   "I was born to Print"(Queensのバクり)というメールを
Solidoodle社に送ったら大ウケしました(笑)

意味不明な単語は 3Dプリンター用語集を参照下さい♪

- 2012/09/12:公開 -



完成品

まずは完成品のご紹介です

2012年の夏に家族で旅行した
サマルカンドのモスクです

プリンタの到着を待ち焦がれる間に
モデリングをすましておきました。

初めてにしては
なかなかの出来だと思います♪

とりあえず
小さくプリントしてみました。
スケール 1:2400
サイズ (約)幅 2㎝ 奥行 2㎝ 高さ 1.2㎝


STLデータ

出力元データはThingiverseで公開しますので
欲しい方はご自由にどうぞ♪
SketchUpで作成しました

モデリング時間は8時間くらい

※SketchUpを学びながらやったので
案外時間がかかってしまいました…

データ内の実サイズは
横幅: 81m × 奥行: 72mです

一旦データを作成してしまえば
出力時の拡大&縮小は自在です。


サマルカンド

実際の写真はこちら

シルクロードのほぼ中央

ウズベキスタンのサマルカンドにある

レギスタン広場の
Tilya-Koriメドレセです。


おそらく
永遠にキット化されない建築物なので
自分で作りました(笑)

出力画面


初期設定をいろいろいじってみました。

【出力時】
XY速度 1500mm/sec → 700 mm/sec 
Z速度 800 mm/sec   → 400 mm/sec 
ヘッド温度 210度
テーブル温度 120度

【Skeinforge】
Clip 0.2 → 0.4

結論から言うと
これらはほとんど品質に影響しません

むしろG-CODE生成時のパラメータ
品質に大きく影響します!!

→詳しくは18 Skeinforgeの設定
22 Slic3rでの積層0.1㎜プリントを参照♪



失敗①フィラメントが絡まった

これまでの失敗を軽くまとめました。

まずはフィラメントのからまり♪

ずっと見て入ればこうはならないのですが、
大物の造形は一晩くらいかかる事もあるので、
発生してしまったら運が悪いと思って諦めます。

一応造形前に
フィラメントが絡まってないかは確認してます。

大体1Kgのリールで
1回くらいの頻度で発生してます。



失敗②ベースがテーブルからはがれる


テーブルの温度が低すぎると
樹脂が硬化しすぎて剥がれ、
温度が高すぎると
ホットエンドにくっついて剥がれます。

造形品の大きさや気温&湿度によって
適切なテーブル温度が違うので
ちょっと経験が必要な部分ですかねぇ
大体70度~90度くらいです。

ヘアスプレーやポリイミドテープが
剥がれ防止にいいとネットにありましたが
あまり効かないので、
私の場合は業務用両面テープで
 強力に固着させてます。



失敗③ヘッドが詰まる


フィラメントが半端に溶けたり
エクストルーダに削られたりして
エクストルーダが
空回りする場合があります。

フィラメントを手で押しこめば大抵解決ですが
プリントを実行したまま寝た時は
  フィラメントが送られずに
  ヘッダだけ動いて
  プリント完了!となってしまいます。

朝起きてこうなってた場合は
顔面蒼白です(笑)



失敗④造形物の軸が狂う

造形中に突然軸が狂うという事象が
頻発しました。

  Solidoodle社に動画を送って
解析をお願いしたのですが、
  こんな事象は見たことが無いとの回答…

  後になって偶然分かったのですが、
  造形中にホットエンドにつながる
ケーブルに衝撃を与えると
  この事象が発生する事が分かりました。

  大きい造形物を出力する場合
X軸を長く移動した際に
  ケーブルの端が壁面に接触する事で
発生していた様です。


感想その①


温度に結構シビアな印象です

温度が低い、または下がると
すぐに樹脂が出力されなくなったり
ベースがテーブルから剥がれたりします

ケースを閉めてヘッドスピードを遅くする事で
あまり問題化しなくなりました。

失敗例はこちらのページにまとめました。

ABS樹脂の特性と反り対策をこちらで公開しました。(2013/8/11 追記)

感想その②


G-code作成(Skeinforge)に
結構時間がかかります。

出力失敗時の樹脂の無駄をなくす為にも
出来るだけデータを分割して
出力する方がよさそうです

G-code作成時間は
Slic3rが10倍くらい早いです(2013/4/1 追記)



感想その③

とにかく面白いので
あっという間にフィラメントを消費します

アメリカから毎度輸入すると
送料+通関税もかかってお高いので
最初にまとめて購入しておいた方が
よさそうです。

最近は楽天やヤフオクでもフィラメントが
安く購入できるようになりました。

ミント ~ \2300/1Kg
ケンビル  ~ \2600/1Kg
(2013/4/16 時点)

※ミントから購入しましたが
ノズル詰まりが3割増しで増えた気がします。


関連ページ


 ・【3Dプリンタ失敗例】 ~ 3Dプリンター造形失敗例と原因と対策を公開しています。

 ・【3Dプリンタトラブルシューティング】 ~ 3Dプリンタートラブル時の修理対応について公開しています。

 ・【3Dプリンター製サマルカンド】 ~ 当ページで製作したジオラマの完成写真を公開しています。



「16 3Dプリンタで作ってみた」は以上です。

<< 15 Solidoodle(3Dプリンタ)を使ってみた    ||     17 家庭用3Dプリンタの実力は? >>

authored by