Ⅰ.ばーちゃわーるどについて
Ⅱ.おもてなし模型206
Ⅲ.作品集
Ⅳ.製作コラム
Ⅴ.旅行記
サイトマップ
Ⅳ.製作コラム
>
117 カッティングプロッターを試してみた2
カッティングプロッターを試してみた2
以前、
家庭用カッティングマシンを試してみた
で紹介した
シルエットカメオで本格的に模型を作ってみました。
色々試行錯誤は有りましたが、かなり使えるツールの様なのでご紹介します。
- 2016/10/19:公開 -
データ作成
シルエットカメオ付属のソフト(
シルエットスタジオ
)や
Illustrator
でもデータは作成できるのですが、
私は使い慣れた
Sketchup
で作画する事にしました。
あんまし色々手を出すと、どれも使えなくなりそうなので…
決してSketchupがおススメという訳ではありません。
単に私が使い慣れているというだけです。
パーツ分割
出来た3Dデータをカットするパーツ毎に分割します。
この時、紙の厚みを意識してサイズを微調整しておくと後が楽になります。
私が主に使うのは板目表紙(0.7㎜)、ケント紙(0.3㎜)です。
Dxfファイル出力
パーツ毎にファイルを出力します。
Sketchup単体ではdxfファイルを出力できないので、
この辺のプラグイン
を使用します。
※私はSketchup8という古いバージョンを使用していますが、
新しいバージョンならもっとクールなプラグインが
出ていると思いますのでググってみて下さい。
シルエットカメオで読み込み
DXFファイルはシルエットカメオでデフォルト読み込めるので
「挿入」>からファイルを選ぶだけでデータが読み込めます。
カットしたい場所に配置するだけです。
※大きいサイズは失敗率が高くなるようなので、
カットサイズ最大でもA4位までにしておくのが無難と思います。
台紙と紙をセット
カットしたい紙を付属の台紙に固定して本体にセットします。
写真はボール紙
右側の小さなウインドウから「台紙あり」をタッチしてセット完了。
この時紙(台紙ではない)の左端が矢印に合うようご注意ください。
カット設定
カットの圧力やスピード等を設定します。
紙によって適切な値は異なるのですが、
ボール紙ハーフカット時の私の参考値をご紹介しておきます。
ブレード:4
スピード:1
厚み:27
Wカット:オン
カット実行
あとは「実行」をクリックすればマシンが自動でカットしておいてくれます。
3Dプリンター程失敗しないのですが、
稀に固定が甘くてシートがずれる事があるのでご注意ください。
カット完了
壁に煉瓦模様をハーフカットで描画した下地と、
フルカットした煉瓦です。
やってみると分かりますが、
ものすごい精度で、寸分違わぬサイズになってます♪
パーツ組立
下地に両面テープを張って上から載せるだけ~
載せる場所が描画されているので、簡単です♪
塗装
完成後のパーツに塗装してみたのがこちら
マルタ旧市街にある中世の建物のパーツです♪
ここまでで大体丸一日の作業です。
関連ページ
・
【ジオラマの作り方 超入門♪】
~ ジオラマの作り方の第一歩を簡単に解説してます。
・
【模型に強くなる電動工具】
~ 模型製作を便利にする電動工具のレビューです。
・
【エアブラシ不向きの塗料】
~ 様々な塗料とエアブラシの相性についての考察です。
・
【超音波カッターの相性】
~ 3Dプリンターと超音波カッターの相性についての検証です。
・
【中華レーザー加工機奮闘記】
~ 中華レーザー加工機を購入した際の記録です。
・
【レーザーカッターを使ってみた】
~ レーザーカッターでカットパーツを作ってみました。
・
【家庭用カッティングマシーンを試してみた】
~ シルエットカメオの使用レビューです。
・
【カッティングマシーンを試してみた2】
~ シルエットカメオの使用レビュー2です。
authored by